その不調、自律神経の乱れから来ているかもしれません
現代では様々な不調を抱えながら生活している方が、とても多いかと思います。
このコラムを読んでくださっているみなさんも、もしかしたら何かしらの不調を抱えているかと思います。
軽度の肩こりの方もいれば、頭痛やめまい、耳鳴りなどの脳神経外科領域、動悸や高血圧、浮腫や冷えなどの循環器領域、胃痛や下痢便秘などの消化器領域、うつや不安感、やる気の低下や不眠など心療内科領域など、本当に一人一人、様々な症状を抱えているかと思います。
多くの方はまずこれらの専門科を受診するかもしれません。しかし原因は分からず、「ストレスのせいでしょう」と言われた方も多いかもしれません。
あるいは理解のある先生であれば、自律神経の乱れや自律神経失調症と言われるかもしれません。
そう言った意味でも、自律神経という言葉もかなり一般的になってきたと感じています。
ネット上や書籍でも自律神経についての情報が溢れかえっている状態です。
実際にこれらの症状は、病院で診てもらっても原因不明である事が多く、そのほぼ全てが自律神経の乱れから来ています。
本当にストレスのせい?
このように自律神経の乱れによる様々な不調を抱えていると、病院や治療院を始め、ネット上や書籍でも必ず言われるのが、ストレスのせいでしょう、ストレスを発散しましょう、ストレスを溜めないようにしましょう、という事だと思います。
でも本当にストレスが無くなれば自律神経の乱れは治るんでしょうか?
実はストレスはあくまでも発症のきっかけであったり、悪化の要因の一つという事だけであり、決して原因ではなく、もちろんストレスを減らしたからと言って、症状が完治する事はありません。
これは多くの患者さんを見てきた中で、日々実感している事です。
例えば皆さんも、ストレスを軽減するために会社を休んだり、気分を切り替えたとしても、その体調不良は完全に治る事はないと思います。
そして治らないから病院に行き、薬を服用するも一向に改善せず、ストレスのせいと言われて心療内科で薬をもらい、それでも改善せずにいつの間にか薬の種類や量ばかり増えていく、、、
渋谷α鍼灸整骨院にもそう言った方が本当に多く来院しています。
このストレスのせいと言う風潮が、どんどん体調不良を助長しているとしか思えません。
自律神経の乱れの本当の原因とは?
ではストレスが原因ではないとしたら、自律神経の乱れの本当の原因は何でしょう?
それは「首と背中の筋肉のコリ」です。
鍼灸治療の臨床で多くの自律神経失調症の方を見てきて、共通しているのがこのコリです。
ひどい方ですとパンパンに張っていて、個々の筋肉を区別する事が出来ない方もいます。あるいは軽く触ったり押したりしただけで、声が出るほど痛がるくらいに過敏な方もいます。
こう言った方ほど、症状が長かったり強かったりする傾向にあります。
こう言った筋肉のコリが原因で自律神経が乱れているという事を考慮する医師はほとんどいないのが現状です。
例え首周りのコリが原因だと言ってくれたとしても、実際に治療出来ないという現状もあります。
自律神経失調症の症状が治らない方へ
今回のコラムでは、自律神経失調症の真の原因についてお伝えしてきました。
これまでお伝えしてきた様に、自律神経失調症の治療には、鍼灸治療が得意とするところです。
実際に来院されている多くの方も、首や背中の治療により回復されています。
病院では首や背中のコリは重要視しないため、湿布か痛み止めをもらって治療を終える事が多いです。これでは根本的なコリの改善には繋がりません。
どこへいっても何をしてもなかなか改善しない症状をお持ちでしたら、鍼灸治療をしっかりと受けていただく事をお勧めします。