うつ病のメカニズムとは?

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うつ病のメカニズムとは?

現代社会で問題になっているうつ病。ストレス社会では、職場環境や仕事内容で精神が疲労してしまいます。うつのメカニズムを知ることが治療の第一歩になります。 東洋医学の鍼灸治療は、うつ病のように精神面にも作用しると昔から考えられています。効果があるからこそ伝わってきた医学は現代に多いうつ病にも対応できます。

●現代社会の問題

今、現代社会において切っても切ることが出来ない問題があります。それはストレス問題です。特に日本の社会はストレス社会の象徴と言っても過言ではありません。
日本がストレス社会の原因として日本人の元々の気質があります。日本人は責任感が強く、上下関係に厳しく、特に目上の人には忠実であり組織やチームと言った仲間内を非常に大切にし、忍耐が美徳とされているなどの性質を持っている人々がほとんどです。これらはとても素晴らしい気質であり誇りを持つべきものだと思いますが、これが過剰になりすぎると自分の気持ちを押し殺して、望まない事でもやり続けなければならないというストレスを生み出してしまいす。
また、職場での人間関係や仕事のプレッシャー、長時間労働、家庭での子育て、受験勉強などストレスを発生しやすい環境はたくさんあります。

●うつとは?

うつにはうつ状態とうつ病があります。うつ状態はいわば心の風邪ひきの状態です。人は誰にでも失恋したり仕事で失敗したりして気分が落ちこんだり、憂うつな気分になったりする事があると思います。このような場合は時間が経てば忘れていきます。

しかし、いくら時間が経っても憂うつな気持ちが治らない状態をうつ状態と言います。
うつ状態になるとほとんどの人がうつ病として捉えがちですが、気分の落ち込みが2週間以上続くのはうつ病であり、2~3日で消失すればうつ状態になります。

また原因も違いがあり、うつ状態は単純な心の落ち込みですが、うつ病は脳の神経伝達物質セロトニンの減少が原因という説があります。人間の脳には100億~1000億個という多数の神経細胞が存在しており、それぞれの神経細胞は別の神経細胞とシナプスを形成し情報伝達をしております。その時にシナプス内で情報伝達に必要なのがセロトニンです。

セロトニン神経は、中脳の縫線核というところにあり、そこから前頭葉、線条体、海馬や偏桃体、視床、脊髄といった様々な所に神経を伸ばしていきます。セロトニンの働きが弱くなるとこれらの脳の働きが悪くなってしまいます。例えばセロトニン減少によって前頭葉の前頭前野の働きが悪くなると、

・物事をネガティブに考えてしまう
・思考が低下する
・やる気が起きない
・コミュニケーション能力が低下する

等という症状が起きます。

これは、前頭葉の前頭前野が感情をコントロールしたり、行動力や決断力、感動したりやる気を起こすことに関わっているためといわれています。

また、海馬や偏桃体は不安や恐怖にも関わっており、海馬や偏桃体の働きが過剰になると恐怖感や不安感を強く感じてしまいます。
セロトニンは海馬や偏桃体の働きを抑制する作用があり、セロトニンの減少により不安感や恐怖感を増強し、セロトニンの増加により不安を軽減させると考えられています。

また、東洋医学の観点では生命活動を行うために身体中に気や血(けつ)が常に巡りまわって正しく身体が機能していると言われています。気とはエネルギーの事を指し、血とは栄養の事をです。
うつ病になるとその気や血が不足したり、全身を巡らず停滞してしまいます。
さらに、東洋医学でいう肝、脾、腎という機能があるのですが、肝は精神的ストレスや肉体的ストレスから心身を守る働きがあります。しかし、ストレスを過剰に受け続けると肝の機能が低下してしまい、ストレスの影響を直接受けてしまい身体や心に様々な症状を出してしまいます。
また、脾は気血を作り出し、腎は生命エネルギーを貯蓄したり、ホルモンバランスを正常に働かせるという性質があります。

脾や腎の機能が低下すると全身にエネルギーを送る事が出来なくなるためうつになってしまうと考えられています。



次回は、うつに対する治療法やうつ病患者が増加した秘密についてお話しします。