鍼灸治療は自律神経反射によって身体を整えます

鍼灸治療は受療率が5～7％とまだまだ低い状態で、鍼灸治療がなぜ効果があるかも知らない方が多いと思います。
病院ではまず見かけることがない治療方法で、自分から興味を持って探して通わなければ生涯受ける機会はないと思います。
健康保険も鍼灸院だけでは、扱えないため実費治療が基本になるため通い続けるのも難しい現状です。
それでも町中で鍼灸院を見かけるのは、需要があるためです。鍼灸独自の治療方法で効果を出すため他の治療法よりも長所があります。
長年受け続けられてきたには理由があります。確かな効果があるため無くならずに伝わってきた治療方法と言えます。

これからの高齢化社会をむかえるにあたって医療問題が多くなってくると予想できます。その問題に鍼灸治療が少しでも貢献出来るよう多くの人に知ってもらうためにコラムを書きます。

今回は鍼灸と自律神経について書きたいと思います。

鍼灸治療と自律神経

鍼灸は、身体の反射を利用して治療します。体性ー自律神経反射と言い、皮膚や筋肉の体性感覚から中枢に伝わり自律神経系を通って内臓機能に反射させる反応です。

鍼灸以外にもあん摩、指圧、マッサージなど手技療法と言われる分野は、この反射を利用した治療法になります。

動物による研究では、血圧の上昇や心拍数の増加がみられ、多くの酸素やエネルギーが筋肉などに行き渡ることが分かっています。
他にも膀胱収縮、胃運動の亢進や抑制、心拍数低下など刺激部位によって様々な反応を引き起こせます。
またホルモンの反射もあります。赤ちゃんがお母さんの乳頭を刺激すると母乳がでるのはオキシトシンホルモンが増大して、乳腺筋上皮細胞が収縮するためです。

鍼灸治療は、このような反応を利用して身体の特定部位に効かせたり、バランスを調整します。

自律神経反射

循環に対する反射では、心拍出量増加や減少、血管の拡張や収縮、尿量増加があります。
呼吸では、吸息抑制や呼息抑制があります。
このように全身のバランスをコントロールするように働く自律神経は、消化にも排泄、生殖、体温調節、血糖調節など全体に関わってきます。

生きていくための自律神経機能

サーカディアンリズム
太陽が昇って沈むように一日は24時間です。体内にも同じように体内時計があります。これをサーカディアンリズムと言い、外とは少しズレて24～25時間周期で働きます。
このズレは、外の光を見ることで体内時計をリセットします。

睡眠と覚醒
深い睡眠時には交感神経が下がり、血圧、心拍、呼吸、体温など身体活動に必要な機能が低下します。副交感神経は逆に高まり、胃腸の活動が亢進してエネルギーを蓄積します。
睡眠から覚醒に移行すると徐々に交感神経が高まり身体活動に適した状態に変わっていきます。

ストレス
痛み、熱いなどの刺激から人間関係による心理的なものまでストレスは多様です。
これらのストレスは中枢神経系で統合・処理されて自律神経、内分泌、免疫などを介して全身に反応を引き起こします。
外部環境に対しての反応は必要なものですが、過度に受けすぎると体内バランスが乱れる原因となります。
ストレスが多く脳に負担がかかると自律神経系も乱れます。

働き世代に合った治療法

渋谷α鍼灸整骨院では、自律神経を整える事を大前提に治療方針を組み立てています。
忙しく生活習慣が乱れる事や多種多様な人間関係によって受けるストレスは、自律神経が乱れやすい環境です。
ストレス社会と言われるほど現代社会はあらゆる場面でストレスを受けます。
身体の不調を治す時は、根本の自律神経の乱れを整えなければ効果が上がりません。

渋谷α鍼灸整骨院の特徴

忙しい方々でも通いやすいよう渋谷駅近くにあります。夜の九時まで受け付けていますので、お仕事帰りの方でも安心に通えると思います。
鍼灸治療で身体を整えて、日々の生活の質を上げられるように誠心誠意対応させて頂きます。
お困りの方は、渋谷α鍼灸整骨院へお越し下さい。