腱鞘炎治療の現状
これまでのコラム「そんな治療で本当に治るの?腱鞘炎治療の現状①,②」では腱鞘炎について、現在考えられている一般的な原因、そして整形外科を始めとした各種治療についてお伝えしてきました。
なぜこれらのコラムを書いたかと言うと、腱鞘炎の真の原因は実は全く違うところにあるため、パラダイムシフトを起こす必要があるからです。
一旦従来の考えや治療方法から離れなければなりません。
ですので、その前にまずは一般的にどのような考えでどのような治療が行われているかを知って頂く必要があったのです。
安静、サポーターや装具による固定は最悪です。
確かに局所にかかる負担が減れば、いずれ痛みは消失します。
しかしそれは決して治った訳ではありません。
ただ使わなかっただけです。
では痛みが無くなったあと、また負荷がかかったらどうなるでしょうか?
もちろんまた痛くなります。
もはやこの方法は治療とは言えませんね。
マッサージや鍼灸治療では、多くは腱鞘炎の起こりやすい腱の元にある筋肉、長母指外転筋、長・短母指伸筋と言った筋肉を緩める治療をまず行う事が多いです。
あるいは痛みを再現するポイントであるトリガーポイントを緩める治療を行うかもしれません。
経験上これらの治療では確かに徐々に痛みが軽減していきます。
場合によっては1回で痛みが無くなる事もあります。
ですがあくまでも局所の治療です。
根本的な解決をしないと、再発はもちろん、反対側に腱鞘炎が発症したり、あるいは肘や肩や背中などの痛みを引き起こしたりしてしまいます。
お恥ずかしい話、私自身もこれまでは腱鞘炎に対して、鍼灸でトリガーポイント治療など多くやってきましたが、綺麗に痛みが取れた事はありません。
徐々に痛みが軽減していっても、やはり負荷がかかると痛みが戻ってしまい、日常生活の支障を取り除く事は、本当に難しく感じていました。
それくらい腱鞘炎の治療は難しく、また苦手としている治療家も多いと思います。
整形外科では積極的な治療はしない、他の治療では対症療法ばかりで、根本的な治療をできる治療家は少ない。
それが腱鞘炎治療の現状です。
だから結局使わないようにするしかなかったんです。
渋谷α鍼灸整骨院が腱鞘炎治療を得意としている理由
これまでの治療方法では腱鞘炎を完治させる事は出来ない、、、
腱鞘炎治療に苦労していた時、ある方法に出会います。
それが「筋膜」です。
最近でこそ筋膜は注目されてきて、ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、
ほんの数年前までは効果的な筋膜への介入方法は日本ではほとんどありませんでした。
以前よりあった筋膜リリースも局所的な治療でしかありませんでした。
そんな時に私が学んだのがイタリア発祥の筋膜調整法です。
この方法は全身の筋膜を通して根本的な原因を見出せる唯一の方法です。
根本的な原因を解消できるため、腱鞘炎の改善率がこれまでの治療方法とは段違いです!
この筋膜調整法を用いた腱鞘炎治療では、局所的な治療は行いません。
炎症の起こっている腱の部分に触れる事もありません。
ですが痛みが取れます。
なぜ痛みが取れるのか?
それは根本的な原因を探っていく方法にあります。
一見全く関係ないように思える「昔」の怪我や骨折、ギプスやサポーターによる固定、長く続いた痛み、あるいは内臓の不調までもが、「今」の腱鞘炎の原因となり得るのです。
むしろそういった過去の出来事が「今」の痛みの根本的な原因となっている事がほとんどです。
事実、そういった過去を参考に触診を進めていくと、腱の部分には全く問題が見出せず、むしろ胸や首周り、肩や肘などに問題がある事が多く見られます。
そしてそのポイントをしっかり治療すると、その場でほとんどの痛みが取れてきます。
場合によっては取りきれない事もありますが、そのような場合でも数回の調整で取れる事がほとんどです。
もちろん再発もありません。
詳しい治療方法については別のコラムでご紹介しますが、
この根本的な原因部位を見つけ出す事が腱鞘炎治療を成功させる鍵となり、
またそれが出来る唯一の方法がこの筋膜調整法となります。
渋谷α鍼灸整骨院の腱鞘炎治療で改善率が段違いに高い理由はここにあります。
これまで色んな治療を受けてきたけど治らない腱鞘炎、そんな痛みを抱えていらっしゃる方は、ぜひ一度ご相談下さい。