気付きにくい脳疲労
運動をすれば筋肉痛が起こるので身体が疲れたと自覚できますが、脳に起こる疲労は自覚しづらい面があります。
脳が筋肉のように痛みを発しないため脳の疲労を感じるにはポイントが別になります。あらゆる情報を処理して感情などをコントロールする脳ですので、疲労は身体機能に現れます。
睡眠障害・認識能力・情緒面などに現れるので、最近寝つきが悪くなったことや物忘れが多くなったなど痛みではなく正常な機能が低下したようなサインになります。
その状態が続くと次第に感情面でもイライラしやすい・落ち込みやすいといった感情失禁に繋がり精神疾患に繋がっていくことも多いです。
脳疲労に影響を与えるのは情報量とストレスがメインです。
情報量が多すぎると脳に負担がかかります
脳には情報を処理する場所・行動や感情に変える場所・本能で感じる場所といったようにそれぞれが別機関で存在して伝達し合う事で生理現象を正常に働かせることが出来ます。
そのため情報過多だと脳の行き来が激しくなり脳が疲労していきます。
現代ではネット社会になったことで情報量が増えて、さらにスマホの普及により手軽にいつでもたくさんの情報を入手するので昔比べて脳の処理負担が膨大になりました。
昔に比べて便利になった社会では身体を動す機会が減ったので疲れたとは感じにくいですが、現代ではその分が脳の疲労に変わったと捉えられます。
今では小学生からアイパッドのようなデバイスを持ち歩く時代ですので、今後の社会ではいかに脳の疲労を解消できるかが体調管理の優先度になってくると思います。
脳の管理こそパフォーマンス向上に重要です
朝の仕事は捗ると聞いたことがありませんか。
これは寝ている時に日中で仕入れた情報が処理されて朝には頭がスッキリしているためです。
また睡眠によって脳の疲労が取れるので朝一は仕事に向いていると言われてます。
脳を休めると仕事のパフォーマンスを上げられることは当然ですので、脳をいかに休まさせるかが重要になってきます。
まず脳の疲労回復には睡眠が一番です。睡眠によって脳は回復しますので睡眠の時間や質が確保されていなければなりません。
ここで難しいのが、脳が疲労してくると睡眠障害が起こる事です。脳が疲労しているのに睡眠障害が現れてくるためどんどん悪循環に陥ってしまいます。
睡眠障害を持っている場合には睡眠障害改善が優先順位を上げて治していかなければなりません。
脳疲労が強いと睡眠障害が現れやすくなります
脳の疲労が続いて情報量が多くなると睡眠相が現れやすいです。
睡眠のスイッチは脳の中でデリケートな部分で、脳疲労が強くなってくると初めの方に現れる傾向があります。
脳が疲れるのに脳の回復に必要な睡眠が悪くなると悪循環に陥ります。どんどん回復が得られにくくなって症状が広がっていきます。
睡眠スイッチの切り替えが起こりにくいことや睡眠が浅くなって途中で起きてしまうことが多く、酷いと一切眠気が起こらなくなってきます。
この状態が続くとスイッチがおかしくなって睡眠障害が長くに渡って現れるようになることもあります。
睡眠状況を改善するにも脳の疲労を回復させてあげるのが大切です。
ヘッドスパ鍼は脳内血流量を上げる
当院で行うヘッドスパ鍼は脳内血流を上げる事を目的に施術します。
頭に通じる肩や首周りの筋肉の緊張を和らげることで筋肉内の血流が正常に戻していきます。
特に首裏部分は脳の疲労が現れやすい場所で、ここの柔らかさを重点的に施術を行います。脳疲労が長く続くと首裏部分がガチガチに硬くなります。
この部分を解消する事で脳のリラックス作用が働くと考えており、首裏の硬さを優先的に施術を行うようにしています。