睡眠は健康に生きるために欠かせないものです。十分な睡眠をとらないと、判断能力が低下し、体調も悪化してしまいます。

睡眠の大きな役割

1.脳をしっかり休ませる

睡眠には「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」があります。レム睡眠時には脳活動が活発であるため、完全なオフ状態ではなく、何かあればすぐに起動できる状態があると考えられるようになりました。
脳は深いノンレム睡眠のときのみ休んでいるのです。脳をしっかり休ませるためにはより深いノンレム睡眠が必要です。

2.自律神経やホルモンバランスを整える

自律神経は内臓の働きや体温、代謝などの調節を24時間休むことなく行なっています。交感神経と副交感神経があり、現代人の生活では緊張やストレスから交感神経優位の状態が続きがちで脳も体も疲れやすい状態にあります。
睡眠は活発な状態の交感神経を弱めて、副交感神経を優位にする役割を担っています。
またホルモンとの関係も密接で、代謝や体の成長を促進する成長ホルモンは入眠直後のノンレム睡眠時に分泌が活発になります。

3.免疫力を上げる

免疫はホルモンと連動しているので、睡眠不足でホルモンバランスが崩れると正常に機能しなくなります。代謝に関わる成長ホルモンは、最初のノンレム睡眠が現れないと分泌が激減し、傷ついた細胞の修復に差し支えます。そのため、免疫力が低下し菌やウイルスが侵入しやすくなってしまうのです。

4.脳の老廃物を除去する

脳はほぼ休みなく活動するため、多くのエネルギーを消費しています。代謝が活発に行われると、そのぶん老廃物も多く生じます。
脳の老廃物は脳内をめぐる脳脊髄液で洗い流されています。老廃物の除去は主に睡眠中に行われているため、睡眠不足が続くと老廃物の処理が十分にできなくなり、蓄積されていくのです。

より良い睡眠をとるためにヘッドスパ鍼！

上記では睡眠の役割を説明しました。
ヘッドスパ鍼で頭皮を刺激することによって、脳の血液だけではなく、脳脊髄液の循環も良くなると考えられます。脳の動脈、静脈の周りにある隙間が脳脊髄液の流れに関連していることが分かっています。
動脈に沿って脳脊髄液が脳に入り、脳内で間質液となり、静脈の血管周囲にある隙間に吸収され、また脳脊髄液に戻される。この過程で間質液は老廃物を運搬し、血液を伝って老廃物を排泄するリンパ排泄と同様の仕組みがあるとのことです。脳内の老廃物を回収し、排出する大事な役目です！
この脳の浄化機能の流れを良くすることで、睡眠時の老廃物の処理がスムーズに行われ、脳疲労の軽減につながります。