頭の施術をしていると「頭にも筋肉ってあるんですか?」という質問を受けることがあります。実は頭にも筋肉はたくさんあります。
今回は頭の筋肉について紹介したいと思います。
まずは代表格の「側頭筋」からです。
側頭筋は文字通り頭の両サイドにあり、咀嚼の筋肉としての働きが主になります。
最近多い食いしばりや噛みしめといった悩みがある方はこの側頭筋と顎にある咬筋に強い緊張がみられます。
側頭筋は米を噛んだ時に動くいうことで「コメカミ」の部分になります。
次に「前頭筋」です
おでこにある筋肉で目を大きく開く際に使われます。
この筋肉の硬さはダイレクトに目の開きにくさに繋がります。
しかし前頭筋をしっかり緩めるとなると今度は後頭部の筋肉達を緩める必要があります。
後頭部には「後頭筋」や「後頭下筋郡」があります。
これらを緩めると前頭筋にもゆとりが出て目が開くようになったと感じる方かも多いです
当院のヘッドスパ鍼では頭だけではなく顔の筋肉へもアプローチします
頭を緩めようと思うとどうしても顔の筋肉が関係してきます。
特に「眼輪筋」や「咬筋」といった筋肉は頭皮の硬さと深い関係があります。
眼輪筋は目の周囲にあり、目の開閉や涙嚢を刺激し目に潤いを保つ働きがあります。
先程お伝えした前頭筋と眼輪筋が協力し合うことで目が大きく開くことができます。
・目の開きが年々悪くなっている
・瞼が腫れぼったく感じる
・いくら休んでも疲れた様な顔をしてる
これらの原因は前頭筋と眼輪筋をしっかりと治療すると解消することがあります。
また眼輪筋の近くには皺眉筋という眉間にシワを寄せる筋肉があります。
眉間の縦ジワが気になり始めたら眼輪筋と一緒にアプローチすると有効です。
「咬筋」について
咬筋は主に咀嚼に使われる筋肉です。
特に口の中の物に歯が当たった状態から強い力で砕く際に力を発揮します。
なので食いしばりや歯ぎしりといったお悩みがある方は側頭筋と咬筋の治療をセットで行うと効果的です。
ヘッドスパ鍼の効果の秘訣
今お伝えした部位に頭は鍼とパルス通電を行い、お顔にはてい鍼という刺さない鍼で刺激を行います。
頭とお顔を同時に施術することで頭皮がしっかりと緩みます。
特に当院の施術では鍼をする前に丁寧に触診を行うことで的確に刺激を加える事ができます。
なので毎回決まった部位に施術をする訳ではなく、その日の状態に合わせ微妙に刺激量や部位が異なります。
鍼灸においてはこの「その日の状態に合わせて」ということが最も大切です。