鍼灸の考え「東洋医学」では体のあらわれた症状から
五臓六腑の状態を知り、体のバランスを整える治療法になります。
今回は髪の毛について
年齢を重ねると
白髪が増えた、髪が細くなった、抜け毛が気になるなどのお悩みをよく聞くようになります。
このようなお悩みは東洋医学では、
「腎」を養生することによって気血の巡りが良くなり、ツヤのある髪の毛、抜け毛防止に繋がります。
※「腎」とは?
腎臓という臓器の働きにとらわれず東洋医学ではその働きそのものである「腎」は生命の根源である「精」(成長・発育・生殖力)を蓄える機能の総称です。「精」が不足すると、自然治癒力の低下、精力の減退、頻尿、健忘、髪、骨、耳の衰えなどの症状が現れます。
髪の毛は東洋医学では「血余」
髪の毛は東洋医学では「血余」→血のあまりといい、充分で良質な血が体内を巡っていると健やかでツヤのある髪が育ちます。
①「腎」が元気になる食材
腎を補うには黒い食べ物を取ると良いと言われており、黒豆、黒ゴマ、プルーンなどを取ることをオススメしています。
このような食材を積極的にとり、良質な血のもとを作りましょう。
②腰回りのストレッチや頭皮マッサージ
「腎」はからだの中心である腰部にあるため、おなか、腰、お尻の血行が良くなるとからだ全体が温まりやすくなり、手足の先までぽかぽかに。わき腹や腰周りのストレッチで筋肉をほぐして、からだを中から温めましょう。
また、お風呂上がりは全身が温まり、頭皮や毛根に血が巡りやすくなっているので指腹で適度な圧でマッサージすることをオススメしております。
③良質な睡眠
冬の時期は動物が冬眠するように、夜は静かに過ごすことで「腎」は養われます。いつもより30分ほど早く寝るように心がけたり、寝る前のスマホやパソコンを避け、睡眠を十分にとりましょう。
④頭皮の凝りを根こそぎ取る→ヘッドスパ鍼
頭皮の硬さは良質な髪の毛を作るために必要な血の巡りを妨げます。
そのため、頭皮は常に動く状態が理想的です。
当院のヘッドスパ鍼では、頭皮全体に電気を流す心地よい施術となっております。
ヘッドスパ鍼は頭皮の硬さを取るだけではなく、
全身の血流が良くなったり、睡眠の質を高める効果があります。
髪の毛は身だしなみの一つです。
人によく見られる部分でもあるので気にされる方を多いことでしょう。
セルフケアをしてもなかなか変わらないことも。
ぜひ一度ヘッドスパ鍼をお試し頂けたらと思います。