疲れ目と眼精疲労の違い
目を酷使することによって
目の痛み、かすみ、充血、涙が出るなどの目の症状に加えて
頭痛、肩こり、めまい、吐き気などの全身症状を伴う方も多いのではないのでしょうか?
このような症状が起きたときに
休めば回復するものを「疲れ目」
休んでも回復しないものを「眼精疲労」と言います。
目のピントや血管の収縮、弛緩には自律神経が関係しており、目を酷使することによって自律神経のバランスが乱れて全身に症状が出ると考えられています。
VDT症候群とは?
最近よく耳にするVDT症候群とは、
VDT(ビジュアル・ディスプレイ・ターミナル)の略で
いわゆるパソコンなどのディスプレイを使った作業を長時間行うと
目の症状や心身に影響の出る病気のことです。
体の症状としては主に目の症状(目の疲れ、視力低下、目のかすみ、痛み)だけではなく
首肩こり、手足のしびれなどが起こる可能性があります。
また、精神症状としては、イライラや不安感を招いたり、抑うつ状態になることも。
今や、パソコンやスマホによって目を酷使することによって
さまざまな症状がおきます。
眼精疲労の解消法とは?
セルフケア編
1、まばたきを意識し、こまめに休憩をとる
目を休めることが1番です。
パソコンやスマホを見ているとつい集中し、まばたきの回数が少なくなりがちです。
1時間に1回5~10分ほどの休憩をとることによって目への負担が少なくなるでしょう。
2、遠くを見ることを心がける
近くを見ると緊張する毛様体筋は近くを見続けることによって
緊張し凝り固まるため、目がつかれやすくなります。
遠くを見ることによって、毛様体筋が緩み目の筋肉がリラックス状態になります。
3、蒸しタオルやホットアイマスクで目元を温める。
目元の筋肉は自律神経支配の筋肉もあるため、長時間のパソコン作業は交感神経を優位にさせ血管収縮を引き起こしやすくなります。
血管収縮の状態が長時間続くと血流不良となり、眼精疲労の原因に。
寝る前などは目元を温めることによって、血行促進また身体がリラックスし
睡眠の質も良くなります。
眼精疲労に対する鍼灸治療
鍼灸治療を行うと患部の深部血流量が上がります。
そのためまずは固くなった筋肉を緩めるのに非常に有効です。
また東洋医学では目は肝と繋がっています。
肝は体内にある血液の流れを調節し、体内に適切に配分をする臓血作用があります。
肝の働きが低下すると血液の流れが悪くなるため、ドライアイ、眼精疲労を感じやすくなります。
このようなことから肝や腎に関係するツボを使って体の免疫機能を高めたり、
首肩まわりの筋肉の固さをとることによって血液循環が良くなり目の症状の改善に繋がります。
眼精疲労でヘッドスパ鍼?
眼精疲労などの目の症状にヘッドスパ鍼=頭の鍼も非常にオススメです。
頭や顔も皮膚一枚で繋がっています。
眼精疲労は首肩こりだけではなく、頭皮の筋肉も関係しています。
実際にヘッドスパ鍼を受けた方から
目がスッキリした、というお声を頂いております。
眼精疲労を放置すると失明や緑内障など目の病気にも繋がる可能性があります。
眼精疲労を甘く見ず、適度なケアをしていく必要があります。
ぜひ、私たちにご相談頂けたらと思います。