脳は常に身体の状態を監視し生きる為にフル稼働です
これはシンプルに「脳の使い過ぎ」です。
脳は意識的な思考の他にも無意識下で生命を維持する為に忙しく働いています。
心拍は正常に働いてるか?さっきの食事の消化吸収はうまくできているか?昨日ぶつけた足の怪我の治り具合はどうか?外気温と体温の調整はうまくいっているか?などなど挙げればきりがありません。
脳が疲れる原因はストレスと思考・情報過多が影響します
脳は生命維持のために常に働き続けているとお伝えしましたが、そこにストレスや考え過ぎ、情報過多といった負荷が加わるとキャパオーバーとなってしまいます。
そのキャパオーバーの状態が長期間続いてしまうと脳に疲労が蓄積し、普通の休息では回復が難しくなってしまいます。
また疲労が蓄積した脳は正常に働かなくなるため、ネガティブな思考や余計な情報を求めるようになり、ますます脳への疲労が蓄積していくという負のスパイラルに陥ってしまいます。
脳疲労を回復させるのは睡眠ではありません
脳に疲労が蓄積していくと、睡眠の質が著しく低下してしまいます。
その状態でいくら睡眠を取っても「寝ても寝ても寝たりない」という状態に陥ってしまい効率の良い回復が見込めなくなってしまいます。
そこで大切なことは「脳を普段と違う使い方をすること」になります。
簡単に行う方法としては「五感に意識を集中する時間を作ること」です
疲労が溜まった脳は余裕が無くなり五感が低下していく傾向にあります。
例えば耳が聞こえにくくなった、何を食べても美味しく感じない、目が見えにくいなどの状態になります。
そういった時は逆に日差しの下で眩しいと感じる、風で木々が揺れる音に耳を傾ける、飲み物や食べ物の味を意識して感じるようにするといった時間を作る必要があります。
今自分をとりまく体の感覚に意識を集中すると脳は思考やストレスを忘れ回復力が高まるようにできています。
極端な例を挙げると、熱い鍋に触れた際に「熱っ」となった瞬間は手が熱いことに意識が集中し余計なことを考えてないかと思います。
この「感覚に集中し余計なことを考えない時間」が脳疲労の回復にとって非常に重要になります。
鍼灸は感覚に訴えかける治療です
鍼灸施術は肌に触れるため触覚、お灸の匂いによる嗅覚、院内に流れる音楽、心地よい明るさの院内など、鍼を打つだけではなく総合的に感覚を刺激し施術を行うことができます。
またしっかりとカウンセリングを行うことで心に溜まったストレスも軽減していきます。
施術を受け終わった後の深いリラックスを体験していただけたらと思います。
脳疲労を感じているなら是非当院へご相談ください。
ご連絡お待ちしております。