産後うつの特徴
通常のうつと産後うつでみられる症状に大きな違いはありません。
産後の1〜2ヶ月以内に起こることが多く、気分の落ち込み、やる気の低下、睡眠障害などの症状が2週間以上続くと産後うつと診断されます。
産後うつの原因は?
出産直後は育児に対する不安や授乳による寝不足、出産による身体への負担など通常の生活では起こり得ないダメージが加わります。
そういった体に対して何のケアもせずにいると発症のリスクが高まります。
特に現代社会では核家族に加えて実家から離れて暮らしている方が多く、親兄弟からのサポートを受けることが難しい環境にあることが少なくありません。
そういった環境で生まれたばかりの子供と2人きりで過ごす事が多くなり、産後の心と体を休める時間が無いことが考えられます。
また、赤ん坊に注力するあまり自身の食事が疎かになり、出産時の失われた栄養が産後に十分に補填されないことも原因の一つとされています。
産後の女性は不調に気づきにくい?
育児中の女性は愛情ホルモンとも言われる「オキシトシン」の分泌が多くなるため、身体に無理が効きやすい状態になるため自身の不調に気付きにくくなります。
そのため「不調を感じるころには身体が限界を迎えている」ということも珍しくありません。
産後うつの改善には周囲の理解が必要不可欠です
もし産後うつになってしまった場合、一人で回復することはかなり難しいかと思います。
旦那さん、親兄弟、友人、産後相談窓口などとにかく一人で抱え込まないことが大切です。
身近な人にほど理解されないケースもありますが、諦めずに理解をしてくれる人を探すことも必要です。
産後のイライラもオキシトシンのせい?
オキシトシンには「母性を強める」作用があります。
この作用は「育児に不利益になる物へ排他的になる」ことがあります。
わかりやすい例が「育児に非協力的な旦那へのイライラ」になります。
周囲が育児に協力的か否かで心身への負担も大きく変わります。
鍼灸は産後うつに効果的です
先程お伝えしたように、産後の体は想像以上にダメージを負っています。
肉体的に受けたダメージを少しでも早く回復するために鍼灸がとても有効です。
また「子育てをしているとコーヒー1杯も飲む時間もない」ということをよく聞きます。
施術を受けている間はお子さんと離れて「1人の時間」を作ることになります。
健やかに子育てをするためには、こういった時間が体にも心にも必要です。
産後うつでお悩みの方は是非当院へご相談ください。
ご連絡お待ちしております。