喘息とは
喘息は、気道が狭くなることにより空気が通ることができずに息苦しさを感じ、ヒューヒュー、ゼーゼーと音をたてながら呼吸をします。
[小児喘息]
思春期までに基本的に治ります。しかし、そのまま成人になっても治らずに成人喘息に移行する方もいます。
[成人喘息]
小児の時は何もなかったのに大人になってから発症します。
小児喘息よりも、大人になってからの成人喘息の方が重症化しやすい傾向にあります。それは、自分でどうにかできると思ってしまい病院への受診をしない方が多いからだそうです。しっかりと、病院へ受診し治療していくことも大切です。
原因
1.遺伝的要因
2.アレルギー
3.気道への刺激(ガスや粉塵など)
4.アルコール、薬
など、さまざまな要因が考えられます。また、天候の変化にもとても過敏であり、気温や気圧の変化が激しい時期などは、発作を起こすことがあります。
症状
呼吸困難や咳などが、就寝後〜明け方にかけて起こりやすくなってきます。運動直後やすごく笑った後などに誘発されたり、重症化すると、酸素がうまく取り込めずに意識障害やチアノーゼなどが起こることがあります。
また、喘息をお持ちの方は、アトピーなど皮膚の疾患などを合併する方も多いです。
西洋医学的治療
吸入薬、錠剤、点滴などにより発作を繰り返さないようにしていきます。
コントロールするために使う薬、発作時に使う薬と2種類あります。
東洋医学
「肺気虚」
肺の陽気がなく、呼吸器の機能がうまく働かなくなり、体の中の水分も停滞してしまい痰がからみます。
呼吸器の機能が低下と水分の停滞により、喘息のほかにも、疲れやすい、風邪をひきやすい、アトピーがあるなども現れ始めます。
「肺陰虚」
肺の陰液が足りていなく、慢性病や栄養障害などになりやすく虚弱な体質になってしまいます。
とくに、陰液が足りない事で喘息以外にも無痰や喉と口の渇きが強く出るようになります。
また、腎の機能と脾の機能の低下も考えられます。
当院の鍼灸施術
当院では、問診と自律神経測定器がありますので、こちらの二つで体の状態を把握します。その後、患者様のお身体に合わせた施術を組み立てます。
基本的には、自律神経の乱れを整えるためにツボを使いながら行います。その後、喘息などの症状を持つ方は、胸郭(胸周り)を広げる事が筋肉の過度な収縮状態によりできないため、凝り固まった筋肉を緩める事で胸周りの開きを楽にします。また、肺、腎、脾の機能を高めるためにそれぞれの経絡のツボを狙います。
鍼灸施術一回での改善は難しいですが、患者様にあった鍼灸施術をしっかりと問診をする事で考えさせていただき、回数を重ねて改善していくものになります。
病院の受診をし、喘息の診断を受け根本的に変えていきたい方は渋谷α鍼灸院へ。