ゴルフ肘とは
ゴルフ肘(内側上顆炎)は、肘の内側に痛みが生じる状態です。正式な医学用語では「内側上顆炎」と呼ばれ、肘の内側にある筋肉や腱が繰り返し使用されることによって炎症や損傷が起こることが原因です。ゴルフをする際のスイング動作で手首や前腕の筋肉を酷使することが主な原因ですが、他のスポーツや日常生活でも同様の症状を引き起こすことがあります。
原因
ゴルフのスイング動作
テニスや野球など、手首や肘を頻繁に使うスポーツ
長時間のタイピングや重いものを持ち上げる動作
症状
肘の内側に痛みや不快感
手首や前腕に力を入れるときに痛みが増す
手の握力の低下
肘の曲げ伸ばし時に痛みが走る
治療(トリガーポイントとツボ)
肘の周辺や関連する筋肉、経絡のツボに細い鍼を刺し、気や血の流れを改善します。
主に痛めやすい筋肉は、円回内筋と橈側手根屈筋、尺側手根屈筋があげられます。
主に使われるツボとしては、曲池や合谷、内関などがあります。
治療回数と期間
症状の程度や個々の回復力により、必要な治療回数や期間は異なります。一般的には、最初の数週間は週に1~2回の施術が推奨され、その後症状の改善具合に応じて頻度を減らしていく場合があります。