【食欲不振】秋の味覚を存分に楽しみたい方のための鍼灸施術/渋谷駅徒歩1分の好立地

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【食欲不振】秋の味覚を存分に楽しみたい方のための鍼灸施術

最近、食欲がわかない・食事を楽しめない方に必要な鍼灸施術についてまとめました

食欲不振とは?

食欲不振は、食事をとりたいという欲求が低下する状態を指します。日常生活の中で一時的に食欲が減退することは珍しくありませんが、長期間続く場合や、体調に深刻な影響を与える場合には注意が必要です。食欲不振は、さまざまな要因によって引き起こされ、身体的な健康状態だけでなく、心理的な要素も関係していることが多いです。

食欲不振の主な原因

食欲不振にはさまざまな原因が考えられます。これらは大きく分けて「身体的な原因」と「精神的な原因」に分類できます。

身体的な原因

【消化器系の問題】
胃や腸の不調があると、食欲が減退することがあります。例えば、胃炎、胃潰瘍、逆流性食道炎、過敏性腸症候群などの消化器系疾患は、食事をとること自体が苦痛になり、食欲がわかなくなる原因です。また、胃がムカムカする、胸焼けがする、食後にすぐにお腹が張るといった症状があると、自然と食事を避けるようになってしまいます。

【感染症】
感染症にかかると、身体は免疫機能を活性化させて病原体と戦います。この過程で、食欲が低下することがあります。特に発熱を伴う感染症やインフルエンザなどは、エネルギー消費が増加しつつも、食事をとりたいという気持ちが減少することが一般的です。

【ホルモンバランスの乱れ】
ホルモンの変動も食欲に影響を与えます。たとえば、甲状腺機能低下症では代謝が低下し、エネルギー消費が少なくなるため食欲が減少します。また、妊娠初期や更年期のホルモンバランスの変化が、食欲不振の原因となることもあります。

【慢性疾患】
慢性的な病気、特にがんや糖尿病、肝疾患、腎疾患などは、食欲不振を引き起こすことがよくあります。病気自体が消化器官に直接的な影響を与える場合や、病気に対する心理的な負担が食欲を低下させる場合もあります。

精神的な原因

【ストレス】
ストレスは食欲不振の大きな要因の一つです。仕事や人間関係のトラブル、生活の変化などによって強いストレスを感じると、交感神経が過剰に働き、消化機能が抑制されるため、食欲が低下することがあります。逆に、ストレスによって過食に走る人もいますが、個々の反応は異なります。

【うつ病・不安障害】
精神的な疾患、特にうつ病や不安障害に悩む人は、食欲が大幅に低下することがあります。うつ病では、気分の落ち込みや無気力感が強まり、食事をする意欲がなくなることがあります。また、不安感が強いと、胃が締めつけられるような感覚や吐き気が伴い、食事が困難になることもあります。

【過度なダイエット】
過度なダイエットや食事制限によって、体が「飢餓状態」と認識されると、正常な食欲のメカニズムが崩れることがあります。特に、長期間にわたる極端なカロリー制限は、食欲中枢に悪影響を与え、結果として食欲不振を引き起こします。

東洋医学における食欲不振の原因

東洋医学では、体全体のバランスが重要視されます。食欲不振は、消化器系だけでなく、体全体のエネルギーの流れや臓器のバランスに問題があると考えられています。以下は、食欲不振に関連する主な原因です。

【脾胃(ひい)の虚弱】
東洋医学では、消化吸収の機能を司る「脾」と「胃」が重要な役割を果たしています。脾胃が弱ると、食べ物を消化・吸収する力が低下し、食欲不振を引き起こします。この状態を「脾虚(ひきょ)」といい、食欲の低下、疲労感、むくみなどが伴うことが多いです。

【気滞(きたい)】
「気滞」とは、体内の気(エネルギー)の流れが滞っている状態を指します。ストレスや感情の抑圧によって気が停滞すると、胃腸の動きも鈍くなり、食欲が減退することがあります。これは現代的なストレス社会でよく見られる食欲不振の原因の一つです。

【肝気鬱結(かんきうっけつ)】
「肝」は感情の調整や気の巡りを管理しており、これが滞ると消化機能にも悪影響を与えます。ストレスや感情の乱れが原因で肝の機能が低下し、食欲不振や消化不良を引き起こすことがあります。特にイライラや情緒不安定な状態が続く場合、肝気鬱結が関連していることが多いです。

【陰虚(いんきょ)】
「陰」は体を潤し、冷やすエネルギーで、陰虚は体内の潤いが不足している状態を指します。これが進行すると、口渇(喉が渇く)、ほてり、便秘などの症状が現れ、消化器系の乾燥によって食欲が低下することがあります。

【湿熱(しつねつ)】
湿気と熱が体内にこもる状態で、特に胃腸に湿熱がたまると、消化がうまくいかず、食欲が減少します。この状態では、舌に黄色い苔が見られることがあり、食後に胃が重く感じたり、消化不良を起こすことがあります。

食欲不振が続くことで起こる怖さ

食欲不振が一時的なものであれば大きな問題にはならないかもしれませんが、長期化すると身体に深刻な影響を及ぼす可能性があります。

【栄養不足】
最も直接的な影響は栄養不足です。十分な栄養を摂取できないと、身体に必要なエネルギーや栄養素が不足し、免疫力の低下、体力の減少、肌や髪の質の低下などが起こります。特に、ビタミンやミネラルが不足すると、慢性的な健康問題に繋がりやすくなります。

【体重減少】
食欲不振が長期間続くと、体重が急激に減少することがあります。特に、筋肉量の減少が起こると、基礎代謝も低下し、体力の維持が難しくなります。急激な体重減少は、体全体のバランスを崩し、さらなる健康問題を引き起こす可能性があります。

【精神的な影響】
食欲不振が続くことで、精神的にも悪影響が出ることがあります。食事を取らないことで、エネルギー不足によりさらに気分が落ち込み、無気力感やイライラが増加することがあります。また、食べられないことへの不安や焦りが増すこともあります。

食欲不振に対する鍼灸治療

鍼灸治療は、体内の気血の流れを整え、バランスを取り戻すことで、食欲不振を改善する効果が期待されています。鍼や灸を使って、特定の経絡(けいらく)や経穴(けいけつ:ツボ)を刺激することで、消化器系の働きを活性化し、体内のエネルギーを調整します。

【脾胃を強化する経穴(ツボ)】
脾胃の機能が低下している場合、以下の経穴を刺激して消化機能を改善します。

足三里(あしさんり): 脚にあるツボで、消化機能を高める効果があり、胃腸の不調全般に使われます。食欲増進や疲労回復にも効果があります。
中脘(ちゅうかん): お腹の中央にあるツボで、消化不良や胃もたれ、食欲不振に対してよく使われるポイントです。胃腸の機能を正常化させます。

【気滞を解消する経穴】
気滞による食欲不振には、気の流れを良くするツボが用いられます。

合谷(ごうこく): 手の甲にあるツボで、気の巡りを改善し、ストレスや緊張を和らげる効果があります。
太衝(たいしょう): 足の親指と人差し指の間にあるツボで、肝の機能を調整し、ストレスによる気滞を解消するのに役立ちます。

【肝気鬱結を解消する経穴】
肝の働きが低下し、感情の乱れが原因の食欲不振には、以下のツボが効果的です。

膻中(だんちゅう): 胸の中心にあるツボで、感情の緊張やストレスを解消し、気の巡りを良くします。
肝兪(かんゆ): 背中にあるツボで、肝の働きを整え、気鬱による不調を改善します。

【陰虚を補う経穴】
体の潤いを補い、胃腸の乾燥による食欲不振を改善するために、陰虚を補うツボが用いられます。

三陰交(さんいんこう): 足首にあるツボで、体の陰(潤い)を補う作用があり、特に胃腸の潤いを回復させる効果が期待されます。

【湿熱を解消する経穴】
湿熱による消化器系の不調には、体内の余分な湿気と熱を取り除くためのツボが使われます。

陰陵泉(いんりょうせん): 膝の内側にあるツボで、体内の余分な湿気を取り除き、消化機能を改善します。
曲池(きょくち): 肘にあるツボで、体内の熱を取り除き、湿熱を解消する効果があります。

まとめ

東洋医学と鍼灸治療は、体のバランスを整え、食欲不振の原因となる体内のエネルギーの滞りや不足を解消する効果的なアプローチです。鍼灸によるツボの刺激や食事療法を通じて、脾胃を強化し、気の流れを改善することで、無理なく食欲を回復させることが可能です。食欲不振が続く場合や、ストレスや疲労感が強い場合には、東洋医学の視点からの鍼灸治療が有効です。

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