【ほてり】自律神経が乱れることで、顔・手足のほてりの鍼灸治療/渋谷駅徒歩1分の好立地

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【ほてり】自律神経が乱れることで、顔・手足のほてりの鍼灸治療

ほてりとは?

「ほてり」という言葉は、体が急に熱くなったり、顔が赤くなったりする症状を指します。一般的には更年期やストレス、疲労、ホルモンバランスの乱れなどが原因で起こることが多いですが、特定の病気や薬の副作用としても現れることがあります。ほてりは、日常生活に支障をきたすこともあり、特に更年期の女性にとってはよく知られた不快な症状の一つです

ほてりのメカニズム

ほてりが起こるメカニズムは複雑ですが、主な原因としては、自律神経の乱れが挙げられます。自律神経は体温調節を司っており、外部の気温変化に応じて体温を調整する役割を果たします。しかし、ストレスやホルモンバランスの変化によって自律神経がうまく機能しなくなると、体が必要以上に熱を感じたり、冷却の指令を出すタイミングが遅れたりします。その結果、体が「ほてる」状態になります。

特に女性の場合、閉経前後にエストロゲンというホルモンが減少することがほてりの原因としてよく知られています。エストロゲンは体温を調整する重要な役割を果たしており、このホルモンが減少すると、脳が体温を適切にコントロールできなくなり、ほてりや発汗を引き起こします

東洋医学におけるほてりの理解

東洋医学では、「気・血・水」の調和によって健康が保たれているとされ、これが乱れると、様々な体調不良が起こると考えられています。

特に、更年期のほてりは「陰虚(いんきょ)」と呼ばれる状態に起因することが多いです。「陰虚」とは、体を冷やす役割を持つ「陰」が不足している状態で、これにより体が過剰に熱を感じることになります。これは、現代医学で言うところのエストロゲンの減少に相当し、更年期に頻発するほてりの原因と同様です。

また、ストレスによるほてりは、「肝気鬱結(かんきうっけつ)」と関連しています。これは、ストレスや感情的な抑圧が原因で「肝」の機能が低下し、気の流れが滞ってしまう状態を指します。これが原因で、体に熱がこもり、顔のほてりや頭ののぼせ感が生じるとされています。

ほてりのための鍼灸治療

鍼灸治療は、東洋医学の基本原則に基づいて、体内の「気」の流れを整え、陰陽のバランスを取り戻すことで、ほてりを含む様々な症状を改善することを目指します。鍼灸の効果は、以下のようなメカニズムを通じて発揮されます。

【気の流れを改善する】
鍼灸では、経絡(けいらく)と呼ばれるエネルギーの通り道を刺激し、気の滞りを解消することが目的です。特定のツボ(経穴)を刺激することで、体内のエネルギーの流れが改善され、ほてりの原因となる熱の過剰や気の滞りが和らぎます。

例えば、ほてりに対する代表的な経穴には、次のようなものがあります。

◯三陰交(さんいんこう)
脚の内側にあり、女性の健康に特に関係が深いツボです。ほてりや不眠、冷え性など、女性特有の症状を緩和するのに役立ちます。
◯合谷(ごうこく)
手の甲の親指と人差し指の間にあるツボで、全身の気の流れを整える効果があります。ストレスによるほてりに対しても有効です。
◯関元(かんげん)
おへその下にあるツボで、エネルギーを補充し、体の冷えやのぼせを調整する働きがあります。

【陰陽のバランスを整える】
前述した「陰虚」に対する治療では、陰を補い、体の熱を冷ますことが重要です。このため、鍼灸では「補陰」の効果があるツボを選びます。たとえば、上記の三陰交や太渓(たいけい)などが使用されます。これらのツボを刺激することで、体内の冷却機能を助け、ほてりを和らげます。

【自律神経の調整】
鍼灸は、現代医学的には自律神経の調整にも効果があるとされています。ほてりの原因が自律神経の乱れである場合、鍼灸によって副交感神経を活性化させ、リラクゼーションを促進することができます。これにより、ストレスや緊張によるほてりが緩和されることが期待されます。

ほてりに効果的な治療例

ほてりの原因や症状に応じて、鍼灸師は個別の治療プランを立てますが、以下のような典型的なアプローチが取られます。

【更年期のほてりに対する治療】
更年期のほてりは主に「腎虚(じんきょ)」や「陰虚」が原因であると考えられるため、腎経(じんけい)に属するツボを中心に治療が行われます。具体的には、太渓や関元、腎兪(じんゆ)などが使用され、これによりホルモンバランスを整え、ほてりを改善します。

【ストレスによるほてりに対する治療】
「肝気鬱結」によるほてりでは、肝経に属するツボを刺激することで気の流れを良くし、ストレスを解消します。合谷や太衝(たいしょう)などが使用され、これにより緊張をほぐし、ほてりを軽減します。

ほてりが起こりやすいタイミング

【更年期】
女性の閉経前後の時期は、ほてりが非常に頻繁に起こります。ホルモンバランスが急激に変わるため、特に夜間にほてりや発汗が生じ、睡眠の質が低下することが多いです。

【ストレスや緊張】
ストレスや緊張が強い場面でもほてりが生じることがあります。特にプレゼンテーションや大事な場面での緊張によって顔が赤くなったり、体が熱く感じられたりするのは、自律神経が過敏に反応しているからです。

【食事や飲酒】
辛い食べ物や熱い飲み物、アルコールは一時的に体温を上昇させ、ほてりを感じさせることがあります。アルコールは血管を拡張させるため、特に顔のほてりを引き起こしやすいです。

【運動後】
運動をすると血液循環が活発になり、体温が上昇します。これは健康的な反応ですが、運動後のクールダウンが不十分な場合、体がほてった状態が続くことがあります。

まとめ

ほてりは東洋医学において、体内のバランスの乱れとして理解され、鍼灸治療はこのバランスを整えることで症状を改善する有効な手段です。鍼灸は、気の流れを良くし、自律神経を調整することで、更年期やストレスによるほてりを和らげます。
鍼灸は体に優しい自然療法であり、副作用が少ないため、ほてりに悩む方にとって有力な選択肢の一つとなるでしょう。

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