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【不眠症 レストレスレッグス症候群】眠りを妨げる不快な感覚の為の鍼灸治療

レストレスレッグス症候群(RLS):眠りを妨げる不快な感覚

レストレスレッグス症候群(Restless Legs Syndrome、略してRLS)は、日本語で「むずむず脚症候群」とも呼ばれ、特に夜間や休息時に足に不快な感覚が現れる病気です。この症状は、脚を動かさずにはいられないという強い衝動を引き起こし、睡眠やリラックスの時間に大きな影響を与えます。RLSは、生活の質を低下させ、睡眠不足による日中の疲労感や集中力の低下など、日常生活に支障をきたすことも少なくありません。このコラムでは、RLSの主な症状や原因、治療法について詳しく説明します。

レストレスレッグス症候群の症状

【むずむず感や不快感】
脚に「むずむずする」「チクチクする」「焼けつくような」など、説明しにくい不快感を感じます。これらの症状は、じっと座っているときや寝ているときに強くなり、動くことで一時的に軽減します。症状は通常、脚に集中しますが、まれに腕など他の部位にも現れることがあります。

【動かしたい衝動】
不快感に伴って、脚を動かしたいという強い衝動が生じます。これにより、足を絶えず動かしたり、歩き回ったりしなければならないと感じます。

【動くと症状が改善する】
歩いたり足を動かしたりすることで、症状が一時的に緩和されます。

【夜間に悪化】
RLSの症状は夜に強くなる傾向があります。特に寝る前や寝ている間に症状が出やすく、眠りが浅くなったり、途中で目が覚めたりすることが多いです。その結果、慢性的な睡眠不足に悩まされることになります。

これらの症状は、特に夜間に症状が出ることから、良質な睡眠を妨げ、日中の活動にも悪影響を及ぼします。RLSは年齢とともに症状が悪化する傾向があり、重症化すると昼間でも症状が現れることがあります。

レストレスレッグス症候群の原因

【遺伝的要因】
RLSは遺伝性の傾向があり、家族に同じ症状を持つ人がいることが多いです。遺伝的要因が強い場合、症状は若い年齢で現れることがあります。

【神経伝達物質の異常】
脳内のドーパミンという神経伝達物質が、運動機能や神経の調整に関与しています。RLS患者では、ドーパミンの働きがうまくいかず、足の不快感や動かしたい衝動が引き起こされるとされています。これは、パーキンソン病などの他の神経疾患との関連性を示唆しています。

【鉄分不足】
鉄分が不足すると、脳内でのドーパミンの生成や働きに影響を与えることがわかっています。そのため、鉄欠乏性貧血や鉄の吸収に問題がある人は、RLSを発症するリスクが高いとされています。

加えて、以下のような要因もRLSを引き起こす、もしくは悪化させることがあります。

・妊娠(特に妊娠後期)
・透析を受けている腎臓病患者
・一部の薬物(抗うつ薬、抗精神病薬、抗ヒスタミン薬など)
・カフェインやアルコールの過剰摂取

これらの要因が複合的に作用し、RLSの症状が引き起こされると考えられています。

東洋医学におけるレストレスレッグス症候群の理解

東洋医学では、RLSのような脚の不快感や動かしたいという衝動は、主に「血虚」や「肝血不足」、「気滞」といったエネルギー(気)や血液の循環不良が原因と考えられます。以下は東洋医学的に考えられる代表的な原因です。

【血虚(けっきょ)】
「血虚」とは、血液が不足している、または質が低下している状態を指します。血液は全身に栄養を運ぶだけでなく、精神の安定や筋肉の働きにも関わっています。血虚状態では、筋肉や神経に十分な栄養が供給されず、むずむず感や不安感が生じることがあります。特に女性は、月経などによる血の消耗で血虚に陥りやすいため、RLSの症状が出やすいとされています。

【肝血不足(かんけつふそく)】
東洋医学では、「肝」は血液の貯蔵や循環を司る臓器とされています。肝の血が不足すると、筋肉や腱に適切な栄養が行き渡らず、特に夜間に脚に不快感が生じることがあります。このため、肝血不足もRLSの重要な原因と考えられます。

【気滞(きたい)】
気の流れが滞る「気滞」もRLSの原因の一つとされます。気の巡りが悪くなると、体内のエネルギーが偏り、特定の部位に不快感やこわばりが現れることがあります。RLSの症状が出る脚部の不快感も、気滞によるエネルギーの停滞が原因であると考えられることがあります。

レストレスレッグス症候群の鍼灸治療

【血行促進と気血の調整】
鍼灸治療は、特定のツボに刺激を与えることで、体内の気血の流れを改善します。これにより、筋肉や神経に十分な血液が供給され、不快感やむずむず感が緩和されるとされています。また、気血の流れが正常化されることで、RLS特有の「動かしたい衝動」が軽減することが期待されます。

【自律神経の調整】
鍼灸は自律神経に働きかける効果があり、特に夜間に強まるRLSの症状を軽減するのに役立ちます。自律神経系が正常に機能することで、夜間のリラックス状態が促進され、睡眠の質が向上します。RLSの患者が感じる不快な感覚やストレスによる精神的な不安も、鍼灸治療によって緩和されることが多いです。

RLSに効果的な鍼灸のツボ
RLSの症状を軽減するために、鍼灸師がよく使用する代表的なツボをいくつか紹介します。

【三陰交(さんいんこう)】
足の内側にあるツボで、血の巡りを良くし、特に血虚や肝血不足に対して効果があるとされています。このツボを刺激することで、脚の不快感を緩和し、血行を促進します。

【足三里(あしさんり)】
膝の下に位置するツボで、胃腸の働きを助け、全身の気血の流れを整える作用があります。特にエネルギー不足による倦怠感や脚の不快感に効果的です。

【太渓(たいけい)】
足首の内側にあるツボで、腎臓の機能を高め、生命力を増強する効果があります。腎が弱っている場合にRLSの症状が現れることが多いため、太渓への刺激は症状の改善に有効です。

【血海(けっかい)】
太ももの内側にあるツボで、血の生成を助け、血行を良くする作用があります。血虚の改善に用いられることが多く、RLSの根本的な原因である血液不足を補うために使用されます。

まとめ

レストレスレッグス症候群(RLS)は、脚の不快感や睡眠障害を引き起こし、生活の質に大きな影響を与える症状ですが、東洋医学や鍼灸治療によって、体内のバランスを整え、症状を緩和することが期待できます。西洋医学的なアプローチと併用することで、さらに効果的な治療が可能になることもあります。RLSの症状に悩んでいる方は、東洋医学的な視点からの治療を取り入れてみることも一つの選択肢となるでしょう。

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