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ぎっくり腰後の腰痛でお悩みの方へ

寒くなってきて、お掃除などをし始める時期に近づいてきた今の時期、「急性腰痛症」言わゆる「ギックリ腰」に気をつけなくてはなりません。ならない予防として鍼灸は有効になります。

原因

1. 筋肉や靭帯への過度な負担
ぎっくり腰は、腰を支える筋肉や靭帯が無理な動きや負担に耐えられず、損傷や炎症を起こすことで発症します。
・重いものを持ち上げる
・急な動作や体のひねり
・無理な姿勢

2. 姿勢の悪さ
普段の姿勢が悪いと、腰への負担が増え、ぎっくり腰のリスクが高まります。
・猫背や前かがみ
・座りっぱなし

3. 筋力の低下や体幹の弱さ
筋力が低下すると、腰を支える力が弱まり、日常の動作でも負担がかかりやすくなります。
・運動不足
・体幹の弱さ

4. 腰椎や椎間板の問題
腰の構造的な問題が原因となることもあります。
・椎間板の変性
・腰椎の不安定性

5. 冷えや血行不良
腰周辺の筋肉や組織が冷えたり、血流が悪くなると、筋肉が硬直しやすくなります。
・寒い環境
・血行不良

6. 疲労やストレス
疲労やストレスが溜まると、筋肉の緊張や回復力の低下につながります。
・過労
・精神的ストレス

7. 体重の増加や負担の偏り
体重が増加すると腰への負担が増え、不均衡な動作や姿勢がぎっくり腰を引き起こす要因になります。
・肥満
・偏った負担

8. 年齢や加齢による変化
加齢による筋力低下や腰の構造的な変化も原因となります。
・椎間板の劣化
・骨粗しょう症

ぎっくり腰対策ストレッチ

1. キャット&カウ(猫と牛のポーズ)

このストレッチは背骨を柔軟にし、腰や背中の筋肉をリラックスさせるのに効果的です。
方法:
1. 四つん這いになり、手と膝を肩幅に開きます。
2. 息を吸いながら背中を反らせ、頭を上げて「牛のポーズ」を取ります。
3. 息を吐きながら背中を丸め、頭を下げて「猫のポーズ」を取ります。
4. この動きをゆっくりと5~10回繰り返します。

2. ハムストリング(太ももの裏)ストレッチ

太ももの裏の筋肉をほぐすことで、腰への負担を軽減します。
方法:
1. 仰向けに寝て、片方の膝を曲げます。
2. もう一方の脚をまっすぐ伸ばし、両手で太ももの裏を持ち、ゆっくりと持ち上げます。
3. 太ももの裏が伸びているのを感じながら、15~30秒キープします。
4. 反対側も同様に行います。

3. お尻(梨状筋)ストレッチ

お尻の筋肉をほぐすことで、腰への負担を軽減します。
方法:
1. 仰向けに寝て、右足を左膝の上にクロスさせます。
2. 左足を持ち上げ、両手で左太ももの裏を抱えます。
3. 右のお尻が伸びるのを感じながら、15~30秒キープします。
4. 反対側も同様に行います。

ぎっくり腰に対する鍼灸の効果

1.痛みの緩和
鍼によって痛みを伝える神経の興奮を抑制し、痛みを軽減します。

2.筋肉の緊張をほぐす
腰周りの筋肉が硬直している場合、鍼灸で血流を改善し、筋肉の緊張を緩和します。

3.炎症の抑制
急性期のぎっくり腰では炎症が発生していることが多いため、灸(温熱療法)で炎症を軽減し、回復を促進します。

4.自然治癒力の向上
身体全体のバランスを整え、治癒力を高めることを目指します。

まとめ

発症直後は冷やして安静にするのが1番とされています。その後1週間ほど見ていただいてまだ、痛みや可動域制限が残るよであれば強い刺激を避け、軽い施術から始めることが推奨されます。

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