過敏性腸症候群に悩む方へ――鍼灸で現れるお腹の変化/渋谷駅徒歩1分の好立地

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過敏性腸症候群に悩む方へ――鍼灸で現れるお腹の変化

鍼灸はストレスと自律神経の乱れを整え、過敏性腸症候群による腹痛や便秘・下痢などの症状改善に役立ちます。

過敏性腸症候群 繰り返すお腹の症状を改善するには

過敏性腸症候群(IBS)は多くの人にみられる疾患でありながら、一般的な理解はまだ十分とはいえず、誤解されやすい病気です。よく「ストレスに弱い人がなる病気」とイメージされますが、必ずしもそうではありません。たしかに精神的ストレスは腸の動きを変化させ、便秘や下痢の要因となります。しかし、原因はストレスのみならず、腸の形の問題や消化吸収能力の個人差、食材との相性など多岐にわたります。
また、IBSには体質的な要因が大きく関わります。体質はおおむね8歳から10歳頃に決まるといわれ、その時期を過ぎた思春期以降に発症するケースが多いのです。学校生活に支障をきたし、休学や退学に至る例も少なくありません。成人後も長く症状に悩む人が多く、「命に関わらないが生活の質を著しく下げる病気」として注目されています。

IBSの診断基準

◆最近3か月の間に、週1日以上は腹痛がある
◆排便と関係している、排便の頻度が変わる、便の形状が変化する、の3つのうち2つ以上が当てはまる

まとめると「排便の変化に付随する繰り返す腹痛」が特徴で、これがIBSの診断基準となります。

IBSの病型

◆下痢型:ゆるい便と腹痛が主体
◆便秘型:かたい便による腹痛
◆混合型:下痢と便秘が交互に出る
◆分類不能型:典型的なパターンに当てはまらないが腹痛がある

腸の動きと便通

食べたものは小腸で栄養を吸収した後、大腸に送られ、水分が吸収されて便になります。大腸の動きが遅ければ水分が奪われて便秘に、早ければ水分不足のまま下痢になります。腸の動きを左右するのは、自律神経や食事、そして「脳腸相関」と呼ばれる脳と腸の密接な関係です。朝起きて頭が働き出すと腸も動き始めるのはその一例です。

腸の形とIBS

腸の形は人によって大きく異なり、ねじれや落ち込みがあると便が滞留しやすくなります。「ねじれ腸」や「落下腸」と呼ばれる状態は、日本人に比較的多いといわれています。こうした場合、便秘が起こりやすく、無理に排出しようとする動きで腹痛や下痢が生じる「逆説的下痢」につながることもあります。

よいお腹の状態を保つために

IBSを改善するためには、日々の生活習慣を整えることが基本です。自律神経は腸をコントロールしており、規則正しい生活が腸の働きを安定させます。
特に「朝の排便習慣」が大切です。起床後に大腸が動き出し、朝食で胆汁酸が分泌されると腸がより活発になります。このタイミングで排便ができれば、その日一日の不調リスクを減らせます。

鍼灸によるアプローチ

鍼治療は自律神経を整える効果があり、IBSの改善に役立ちます。呼吸に合わせて鍼を打ち、交感神経と副交感神経のバランスをとる「補瀉」という技法があります。浅い鍼は副交感神経を高め、深い鍼は交感神経を促進する作用があり、体調に合わせて調整されます。これにより、腸の働きが安定し、症状の緩和につながります。

IBSと鍼灸が注目される理由

過敏性腸症候群(IBS)はストレスや自律神経の乱れ、腸の血流や軽い炎症など、さまざまな要因が絡み合って生じる疾患です。西洋医学の薬物療法も有効ですが、「根本から体質改善したい」「薬以外の方法を探したい」と思う人に鍼灸は特におすすめです。

鍼灸のIBSへの効果と仕組み

◆自律神経のバランス調整

鍼灸の特徴的な効果の一つが、自律神経の調整です。鍼の刺激は脳の視床下部(自律神経の司令塔)にも作用し、交感神経(緊張)と副交感神経(リラックス)のバランスを整えます。腹部や背部のツボを刺激することで腸の過剰な動き・痙攣が抑えられ、IBS特有の下痢・便秘の改善に役立つと考えられています。

◆血流と内臓の緊張緩和

鍼灸による局所的な血流改善もポイントです。腹部や腰部のツボに鍼をすることで内臓の血流が促進され、お腹の張りや不快感がやわらぎます。また、筋肉の緊張がゆるみ、深い呼吸がしやすくなることで全身のリラックス効果も実感できます。

◆エンドルフィンなどの分泌促進

鍼刺激によってリラックスホルモン(エンドルフィンやβ-エンドルフィン)の分泌が増加し、痛みや不安感の軽減、気分の安定にもつながります。

◆脳腸相関(脳と腸の連携)への作用

IBSはストレスが腸に現れる「脳腸軸の乱れ」に強い影響を受けます。鍼刺激が迷走神経を介して脳のストレス中枢にも作用し、腸への過剰な刺激シグナルを緩和するという最新の研究もあります。

鍼灸で期待できる“変化”

◆症状の即時的な緩和はもちろん、長期的な体質改善
◆睡眠の質向上、全身のリラックス、気分安定
◆「お腹のことで悩まない日が増える」などQOLの向上


鍼灸はIBSの症状だけでなく、その背後にあるストレスや体質のバランス改善もめざします。薬に頼りすぎたくない人や自己治癒力を高めたい人におすすめでき、実際、体験者から「生活がラクに」「前向きになれる」との声も多い治療法です。

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