過敏性腸症候群と腰痛 ― 東洋医学からみた「腸と腰」の関係/渋谷駅徒歩1分の好立地

お電話でのご予約
03-6427-7290

IMG_2161_2

過敏性腸症候群と腰痛 ― 東洋医学からみた「腸と腰」の関係

過敏性腸症候群と腰痛を「自律神経」「腎虚」「腸脳相関」という東洋医学の視点から結びつけ、体質・ストレス・血流の関係と鍼灸による包括的な改善アプローチを解説します。

過敏性腸症候群(IBS)は、検査では異常が見つからないにもかかわらず、腹痛や下痢、便秘などを繰り返す慢性的な疾患です。一方、腰痛も同様に、画像検査では明確な原因が特定できない「非特異的腰痛」が多く、長期間にわたって生活の質(QOL)を低下させます。
実はこのIBSと腰痛は、別々の病気のようでいて、体の深い部分では密接につながっていると考えられています。

共通点は「自律神経」と「体質」

IBSの大きな特徴は、腸の動きが自律神経の影響を強く受ける点です。ストレスや緊張によって交感神経が優位になると、腸は過敏に反応し、下痢や腹痛、便秘を引き起こします。
一方、慢性腰痛もまた、交感神経の過緊張が関与します。交感神経が優位な状態が続くと血管が収縮し、筋肉の血流が低下します。その結果、筋肉は硬くなり、酸欠状態が続くことで痛みが慢性化していきます。
つまり、IBSと腰痛はいずれも「自律神経の乱れ」が土台にある症状といえるのです。

東洋医学でみる腸と腰の関係

東洋医学では、腰は「腎の腑」とされ、生命エネルギーの貯蔵庫である「腎」と深く関係しています。腎は成長・老化・生殖だけでなく、排泄や水分代謝、下腹部の働きとも密接です。
IBSのように下腹部の不調が続く場合、東洋医学的には腎虚(じんきょ)や、腸を支える「気・血」の不足、巡りの悪さが関係していると考えられます。

腎虚の状態

腰に重だるさや鈍痛が出やすい

下腹部が冷えやすい

便通が不安定になる

といった特徴がみられ、IBSと慢性腰痛が同時に存在するケースも少なくありません。

ストレスがつくる「脳・腸・腰」の悪循環

IBSでは「腸脳相関」という言葉が注目されています。これは、脳と腸が自律神経やホルモンを介して相互に影響し合う関係です。
強いストレスを受けると脳の働きが低下し、腸への過剰な刺激が送られ、腹痛や下痢が起こります。
同様に、慢性腰痛でもストレスは重要な因子です。脳機能が低下すると、本来は痛みを和らげるドーパミンなどの神経伝達物質が十分に分泌されず、わずかな刺激でも強い痛みとして感じてしまいます。

その結果、
ストレス → 腸の不調・腰痛 → さらにストレスが増す
という負のスパイラルが形成されてしまうのです。

鍼灸治療がIBSと腰痛の両方に有効な理由

鍼灸は、この悪循環に対して多角的に働きかける治療法です。
鍼やお灸による心地よい刺激は、自律神経の司令塔である視床下部に作用し、交感神経の過剰な緊張を抑え、副交感神経を優位に導きます。

IBSに対して

腸の過剰な動きや痙攣を抑える

腹部の血流を改善し、不快感を軽減する

不安感や緊張を和らげる

腰痛に対して

筋肉の緊張をゆるめ血流を改善する

痛みに対する脳の過敏な反応を鎮める

といった効果が期待できます。
東洋医学の基本である全身調整により、腸と腰を同時に整えることができる点が鍼灸の大きな強みです。

体質と付き合いながら整えていく

IBSも慢性腰痛も、「命に関わらないが、生活を大きく左右する」症状です。完治を目指して焦るよりも、自分の体質や傾向を理解し、無理のない形で整えていく視点が重要です。

規則正しい生活、朝の排便習慣、適度な運動、そして自律神経を整える鍼灸治療を組み合わせることで、症状は少しずつ安定していきます。

お腹と腰は、体の中心でつながっています。
腸の不調や腰痛を「別々の問題」と考えるのではなく、体全体からのサインとして向き合うことが、根本的な改善への第一歩といえるでしょう。

予約スタッフ画像

はじめての方も安心の返金保証制度をご用意しております。
たった一度のご来院でも、我々の専門知識と確かな技術でお客様のお悩みの症状に対する概念を、きっと変えられると思ってます。
是非一度お気軽にご相談ください。

03-6427-7290 予約確認