気分が落ち込む、やる気が出ない…その不調、うつ状態かもしれません
以前は楽しめていたことが楽しめない
気分が落ち込みやすい
疲れやすく、身体が重い
眠れない、または寝すぎてしまう
食欲がない、集中力が続かない
このような症状が続いている場合、心だけでなく身体のバランスが崩れている可能性があります。
うつ病は精神的な問題だけではなく、自律神経やホルモンバランス、身体の緊張などが関係する心身の疾患と考えられています。
本コラムでは、うつ病の基本的な特徴や原因、東洋医学的な捉え方、鍼灸によるアプローチについて解説します。
うつ病とは?
うつ病とは、気分の落ち込みや意欲低下が長期間続き、日常生活に支障をきたす状態です。
主な症状には次のようなものがあります。
抑うつ気分
興味や喜びの低下
疲労感・倦怠感
不眠または過眠
食欲の変化
集中力低下
不安感や焦燥感
これらの症状は精神面だけでなく、身体症状として現れることも多いのが特徴です。
例えば首肩こり、頭痛、胃腸の不調、めまい、慢性的な疲労感などがみられることがあります。
うつ病の主な原因
うつ病の原因は一つではなく、複数の要因が重なって発症すると考えられています。
① ストレス
仕事、人間関係、生活環境の変化など、強いストレスが長期間続くと脳の働きに影響します。
② 脳内神経伝達物質の変化
セロトニンやノルアドレナリンなどの神経伝達物質のバランスが崩れることが関係しています。
③ 自律神経の乱れ
慢性的なストレスは交感神経が過剰に働く状態をつくり、心身の回復力を低下させます。
④ 睡眠の質の低下
不眠や睡眠リズムの乱れは、うつ症状を悪化させる要因となります。
東洋医学からみたうつ病の考え方
東洋医学では、うつ状態を「気の巡りの停滞(気滞)」として捉えることが多いです。
特に関係が深いとされるのが、肝、心、脾の働きです。
肝
ストレスや情緒の調整を担います。
肝の働きが乱れると気の巡りが滞り、気分の落ち込みやイライラが生じます。
心
精神活動や睡眠を司ります。
心のバランスが崩れると不眠や不安が起こります。
脾
消化吸収やエネルギー生成に関係します。
脾が弱ると疲労感や意欲低下につながります。
東洋医学では、身体全体の気血の巡りを整えることで心身の安定を図ると考えます。
鍼灸によるうつ症状へのアプローチ
当院では、うつ症状に対して自律神経の調整と身体の緊張緩和を中心に施術を行います。

① 自律神経調整
百会・神門・内関などの経穴を用い、交感神経の過緊張を緩和します。
これによりリラックスしやすい状態を作り、睡眠の質向上を目指します。
② 首肩の筋緊張の緩和
うつ状態では首や肩の筋肉が強く緊張していることが多くあります。
後頭下筋群や僧帽筋を緩めることで脳への血流を改善し、リラックス状態を促します。
③ 呼吸の改善
ストレス状態では呼吸が浅くなりがちです。
横隔膜や胸郭の動きを整え、深い呼吸ができるように調整します。
④ 全身バランスの調整
体質や疲労度を考慮しながら、気血の巡りを整える施術を行います。
うつ症状の施術症例
症例①
患者背景・主訴
30代女性/仕事のストレス
気分の落ち込みと不眠。
当院での施術
自律神経調整+首肩施術。
治療経過
数回の施術で睡眠が改善し、日中の疲労感が軽減。
症例②
患者背景・主訴
40代男性/長時間労働
倦怠感と意欲低下。
当院での施術
全身調整+呼吸改善。
治療経過
徐々に体力が回復し、気分の落ち込みが軽減。
症例③
患者背景・主訴
50代女性/更年期
不安感と不眠。
当院での施術
自律神経調整+体質改善施術。
治療経過
睡眠が安定し、日常生活が過ごしやすくなった。
よくある質問(FAQ)
Q1.うつ病で通院していても鍼灸は受けられますか?
A.はい。医療機関の治療と併用する形で受けていただけます。
Q2.薬を飲んでいても大丈夫ですか?
A.問題ありません。主治医の治療を継続しながら施術可能です。
Q3.どのくらい通院が必要ですか?
A.症状や体調に合わせて施術計画をご提案します。
まとめ|心と身体の両面から整えることが大切です
うつ症状は、
心だけでなく身体の状態とも深く関係しています。
自律神経の乱れや筋緊張、睡眠の質の低下などが重なることで症状が長引くこともあります。
鍼灸では、身体の緊張を緩めながら自律神経を整え、心身の回復をサポートします。
気分の落ち込みや不眠、慢性的な疲労感などでお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。
【執筆者 紹介】
渋谷α鍼灸院
院長:石井 拓弥

【グループ院 紹介】
東京α鍼灸院:中目黒駅
三茶はりきゅう院:三軒茶屋駅
吉祥寺αはりきゅう院:吉祥寺駅
高田馬場はりきゅう院:高田馬場駅

