東洋医学の円形脱毛症
東洋医学には「血」「気」「水」や五臓六腑の「肝」「心」「脾」「肺」「腎」が体内循環を保つようにバランスを取り合っています。
東洋医学は自然から考えた医学で、全てが繋がってできているため、「中庸」とバランスが取れた状態から変動すると様々な症状が現れます。
エネルギーが弱まっても五臓六腑のどれかが弱くなっても発症すると考えます。
円形脱毛症の症状を東洋医学に置き換えると血の余りで髪の毛が作られるため血の不足が第一です。血を作る脾、血を回す肝、それらを支える腎が関係してきます。
東洋医学の腎
腎は西洋医学の腎臓とは違います。腎は先天性の気を生む場所で、腎精という人体のエネルギー源になります。
先天性の気が不足すれば後天性の気がよく働き疲れてきてしまいます。
腎は年齢によっても衰えてくるため、腎が弱まると足腰の弱さや怠さなど全身が衰えてきます。腎精が弱くなると髪の毛も白く変化してきます。
簡単に腎は加齢によって弱まるので生理的な老化によって起こることが当てはまります。
血の余りが毛になるため、腎精からも変化する血は影響します。
腎の弱まりは結果として毛に関係してきます。
東洋医学の肝
肝は血を巡らせる役割があります。血を体内に巡らせる機能が低下すれば当然血の不足による症状がでてきます。
肝は血の貯蔵の役割も持っています。貯蔵が出来ないと巡りが悪くなるため貯蔵する事が重要になります。貯蔵されている血は腎精から作られるので腎の状態が肝に影響します。
肝はストレスに弱く、ストレスを受けると反応しますが、受け続けることによって肝が弱まります。
肝の機能は腎のエネルギーによってバックアップされているので、腎が弱っている状態で肝が疲れると血の不足や血が巡らなくなる事が起こります。
血が毛に関係するため円形脱毛症には肝と腎の両方を診て治療方針を決めていきます。
東洋医学の脾
脾は食べ物の消化したものから血を作ります。血が作れなければ血に関係する症状がでるため円形脱毛症にも脾は関係してきます。
脾は冷たい食べ物や暴飲暴食によっても弱まりますので、食生活が影響します。
肝がストレス環境に悪く影響するなら脾は食生活によってバランスを崩します。
円形脱毛症は生活習慣との関係が深いです
ストレスや食事内容などの生活習慣が円形脱毛症の発症原因と東洋医学では考えます。いきなり発症したわけではなく、悪い生活習慣が導いてしまった結果なので、治癒にむけてある程度の生活習慣の改善が必要になります。
治療による治癒力も悪い生活習慣を続けていては効果が半減どころか打ち消してしまう可能性もあります。
そのため背景も詳しく問診をして正しい生活習慣になるよう提案させて頂きます。
いち早く治癒するためにも施術側の考えられる最善の方法を提供し続けます。
自律神経療法
交感神経と副交感神経のバランスによって体内循環は正常に保たれています。この自律神経は人の意識しない血管や内臓も動かしているため、自律神経バランスが悪いと血流の悪さが出てきます。
頭の頂上まで血流を良くするには自律神経バランスが重要になります。
渋谷α鍼灸整骨院ではこの自律神経を測定できる機械があります。自律神経バランスから精神的ストレス、身体的ストレス、疲労度、血管年齢など細かく分かります。
症状をより多角的に捉えられるため治療効果を上げやすいです。
東洋医学は西洋医学の客観的事実とは違い主観的事実になるため患者さん側はあまり理解出来ませんでしたが、渋谷α鍼灸整骨院では自律神経測定器による客観的データを実際に見ることができるため理解しやすいと思います。
治療家の一方的な考えではなく患者さん側も理解して頂いた上で治療します。
定期的に計測することで体質変化も確認出来ます。
自律神経と鍼灸治療の相性
東洋医学は自然から考えた治療方法です。自律神経は自然の外部刺激から体内を正常にしようとする役割があるため、鍼灸治療と東洋医学は相性が良いです。
鍼灸治療は自律神経を整えるために作られた医学と言っても良いほど、交感神経と副交感神経のバランスを重要視します。
西洋医学から解明された自律神経ですが、東洋医学では昔から存在が分かっていたかのように自律神経の乱れからくる症状が記載されています。
伝統医療で国家資格が必要な鍼灸治療は、昔から効果があったという裏付けのもと伝わってきた治療法になります。
円形脱毛症でお悩みの方は一度渋谷α鍼灸整骨院へ起こし下さい。