現代社会に多いストレートネック
ストレートネックの原因は様々です
姿勢不良によるストレートネック
主に最近ではスマホやPC作業などで長時間の下を見る姿勢によって起こります。
海外の記事では、頭部を前に傾けるほど首にかかる重さが四倍程にもなると書いてありました。
頭は全体の約10%ぐらいと重いです。体重が60㎏あれば6㎏の重さがのっています。前傾になれば24㎏の重さが首にかかると計算できますので、ストレートネックがいかに悪いかが分かります。
なるべく前傾にならないように真っ直ぐ荷重がかかるように意識する事がストレートネック防止に繋がります。
外傷後のストレートネック
怪我によっても起こります。首周囲の怪我によってストレートネックになってしまうこともありますので、治療する際には怪我の既往歴を確かめる必要があります。
衝撃による頚部の損傷もあります。むち打ち症のように、直接外力がなくても、慣性の法則で歪んでしまうこともあります。
加齢によるストレートネック
筋力が下がってくることや椎間板の弾力性がなくなることでもストレートネックに繋がります。
自律神経とストレートネック
首周囲も自律神経と関係が深いです。筋肉が硬くなりすぎて神経や血管に影響してくると自律神経失調症に繋がる可能性があります。
自律神経失調症は不定愁訴が主な症状になるため全身の不調がストレートネックからきている場合もあります。
自律神経とは
自律神経は体内を無意識にコントロールしてくれている神経です。血管や内臓など自分で意識していない場所を動かしてくれているのが自律神経です。
暑いや寒いと外部環境から、汗を出すことや鳥肌を立たせることで体内循環を一定のバランスに保つ役割があります。
そのため自律神経が乱れると全身に症状が及びます。筋肉が硬くなることや汗が滝のように出始める、便秘や下痢、関節痛、倦怠感など様々です。
良い癖と悪い癖
癖とは習慣や長年続ける事で付くものです。悪い癖も良い方に、良い方に変えていくことで良い癖に変わっていきます。
これも習慣のため良い癖にするためにも日頃からの意識がとても重要です。専門的な知識でアドバイスと治療を行なっても治療院から出たとたん不良姿勢になっては全く意味がありません。
良い癖をつけるには自分自身の意識が特に必要になってきます。
治療する場所
骨盤、胸郭、背骨が主な治療対象です。筋肉には特に日頃から使う姿勢支持筋というものがあります。姿勢を支持するために無意識で良く働いてくれている筋肉です。
これが悪い癖が付いてしまった場合が多いので、姿勢支持筋の柔軟性からとりかかります。
次いで、関節です。関節も悪い癖が付くと可動域がでないため良い姿勢になりません。
骨盤や胸郭、背骨にある関節を一つずつ動きをつけて矯正していくと本来の可動域を取り戻せます。
この状態で正しい位置を作り、患者さんの頭にインプットさせます。
普段から正しいポジションで使ってもらうためにも治療後の確認は大切な項目です。
鍼灸と整体と矯正
人によって一番の治療方法は異なります。針が苦手な方に鍼灸治療を強制させても効果が落ちる場合があります。緊張して硬くなれば当然治療成績は悪いです。
矯正も動きをつけるやり方と中の潤滑油を出すやり方では相性が違います。
その方にとって一番の治療方法を考えながら治療する事が一番重要で治療効果にも差がでます。
痛すぎる治療法、怖い治療法、効果が分からない治療法など、合わない治療法には数多く理由があります。
渋谷α鍼灸整骨院では、施術歴が十年以上の者しか入りませんので、合わない治療方法は行なわないようにしています。歴はそのまま技術に繋がります。
その人に合った治療方法を提案して行ないますが、受けていて合わないと言われれば直ぐに違う治療で合った方法を探していきます。