腰は大きな骨盤の上に乗っています。
骨盤が傾くと腰の筋肉や関節に負担がかかり腰痛となります。
それではなぜ骨盤が傾くのでしょうか?
骨盤には大きな股関節と仙腸関節があります。これは背骨という上からの重力を両足へ変換する場所だからです。
股関節の筋肉はとても強く、ボートではエンジンにあたる場所です。このエンジンが両方とも正常に回れば一直線に進みますが、片方が調子悪いと左右どちらかに曲がって行ってしまいます。
これが傾きです。
その状態が続くと筋肉が疲れてきて痛みを発します。これで腰痛になっていくわけですね。
家でいう骨組みがしっかりしていなければ、雨漏りやひび割れなど内部の柔らかい部分が壊れていくように筋肉が次第に壊れていきます。
渋谷α鍼灸整骨院では、腰痛を治すには骨盤の歪みと筋肉の柔軟性が大切と考えてます。
骨盤の歪みとは
本来骨盤は左右対称ではありえません。
肝臓が右にあって胃が左寄りなことを考えれば人間の体が完全な左右対称ではない事がわかりますよね?
だから骨盤はある程度どちらかに傾いているのです。
では正常な傾きを越えて異常な傾きはと考えると、骨盤の機能が正常に働いているかが骨盤矯正のポイントになります。
実は関節面は凸凹している
関節は平坦ではなく凸凹しています。この凸凹は関節運動を行う際に正しい軌道になるため必要なのです。
この関節面が適合していると筋肉は正しいテンションで使えて力を発揮します。
関節面が適合していると関節は余分なレバーアームがないため痛みなく最終可動域まで動かせます。
骨盤の歪みは見て決めるのではなく、動かして力の入り具合によって決めるのです!
これを理解していないと正しく機能しているバランスを逆に壊れていくバランスへと骨盤を変えられてしまいます。治療院に行って悪くなったという話は大体このバランスを理解せず力のまま見た目がきれいなバランスに仕上げたと満足する施術者だと考えられます。
関節の機能とは
関節が適合しているのを調べるのは上記で書いたように関節の可動域と力と言いました。
仙腸関節では近くの筋肉が強すぎるため、上手く測れません。最も遠い場所ならわかりやすくなります。仙腸関節からもっとも遠い関節は足の親指です。
この場所の力の入り方をしっかり見ると仙腸関節の適合がわかります。
関節の可動域はカイロプラティックやAKA(専門の検査法)などの調べ方で分かります。
立っている状態や右左だけを比べるような検査法は正確ではないというのがわかっていただけたと思います。
仙腸関節
この関節はとても難しい場所で、容易に動かさない方がいいほどデリケートです。
それもここを雑に治療されたため腰の痛みが慢性化する原因になった方をたくさん見てきました。
しっかりとした経験と修行をされた先生以外は触らない方がいいです。読まれる方には、「触らせない方がいいです!」と伝えたいです。
多少の歪みがあっても関節は筋肉の柔軟性によって痛まなくなります。関節と筋肉は切り離せない関係で、関節が歪めば筋肉は疲労します。筋肉が硬くなって関節を引っ張れば歪みます。
無理して関節を整えなくても筋肉を揉んで柔軟性を出せば関節の歪みをある程度カバーできます。
筋肉の柔軟性を常に保てればある程度の歪みはカバーできてしまいます。
関節面を整合させる
関節はぴったり合うと関節面から潤滑油がでます。この潤滑油は関節運動を滑らかにしてくれることや関節の栄養になります。
関節がうまくはまっていないと潤滑油が減って関節面は傷つき関節運動がギコギコしてしまします。
この関節面は優しい力で面同士に圧がかかると潤滑油が出てきます。
治すにはこの作用が必要になるため、ボキボキと力任せや無理に動かす必要はありません。
渋谷α鍼灸整骨院では、身体に優しい力が身体を優しく治してくれると考えてます。