症状
首肩こりとは、首肩周りが何かしらの原因により硬く凝り固まってしまっており、日常生活に影響を与えるものです。なかには、肩こりの自覚症状は無いが頭痛がよく出る方、目がすごく疲れてくる方など首肩こりからくる関連痛に自覚症状を持つ方も多数いらっしゃいます。
首肩こりは、一般的なものなためケアをしないで放置する方が多いです。しかし、首肩こりをそのままにしておくと頭痛、眩暈、吐き気、目のかすみ、目の疲れ、不眠など色々な症状が現れ日常生活に支障をきたし始めます。
原因
首肩凝りの原因は色々あります。
基本的には日常生活の姿勢からくるものが多数です。
・緊張しやすかったり、ストレスが多かったりする事で肩がすごくあがってしまった姿勢をよくしている方。
・猫背になりがちで肩が巻き型になっている方
・デスクワークの方
・目をすごく使う方
など原因としてはたくさんあります。
東洋医学的考え
凝りは東洋医学的に気の滞りが原因と考えます。
気の滞りには、肝が関与していると考えられています。肝には全身の気の流れを押し動かす疏泄作用と言われるものがあります。しかし、精神的ストレスにより肝の機能がうまくはたらなくなる事で気の流れが悪くなります。悪くなる事で筋肉も固まりやすくなり硬くなった筋肉の中に滞りが起こります。また、肝と目には深い関係があり、使い過ぎてしまったりする事で肝の疏泄作用が働かなくなる事もあります。
鍼灸施術
姿勢不良からくる首肩凝りには、しっかりと触診と動きの確認をさせていただき、どこが原因となる筋肉なのかを見させていただいたうえで鍼灸をしていきます。
目からくる首肩凝りには、目周りと首裏の部分に痛く無いように電気を流し動きを与えたり、目を温めたりなどしながら鍼灸をしていきます。
また、どちらの首肩凝りも体の気の流れを良くするために肝経へのアプローチもしつつ、自律神経の乱れも整えるため全身的に鍼灸を行います。
まとめ
最後に首肩こりは一般的なものと軽く考える方も少なく無いですが、重症化する事で日常生活に大きく支障をきたしたり、疲れやすく免疫力の低下がみられたりなど困る事が多くなります。そのままにせず鍼灸施術により少しでも体の負担をなくし健康な1日を過ごしてみませんか。