腰痛の分類
<急性腰痛>
ぎっくり腰(急性腰痛症)
重いものを持ち上げた時や急な動作で腰に負担がかかった際に、突然発症する鋭い痛み。腰部の筋肉や靭帯が損傷することが原因とされます。
外傷性の腰痛
事故やスポーツ中のけが、転倒によって腰に強い力がかかり、筋肉や関節が損傷して起こる痛み。
<慢性腰痛>
痛みが3か月以上続く場合、または繰り返し発生する腰痛です。姿勢の悪さや筋力の低下、長時間の座り仕事など、生活習慣や筋骨格系の問題が原因となることが多いです。
姿勢による腰痛
長時間の座位や立位、不自然な姿勢が続くことで腰の筋肉や関節に負担がかかり、痛みが慢性化します。
変形性脊椎症
加齢に伴い、脊椎(背骨)の軟骨が摩耗し、骨の変形や炎症が起きることで腰痛が生じます。
原因
筋肉や靭帯の損傷
無理な姿勢で重いものを持ち上げた時などに筋肉や靭帯が傷つき、急性の痛みが発生します。
姿勢の問題
長時間のデスクワークやスマートフォンの操作など、悪い姿勢が続くと、筋肉が緊張し腰痛が発生することがあります。
加齢に伴う変化
年齢を重ねると、椎間板が劣化し、腰にかかる負担が増加します。椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症などが原因となることがあります。
内臓疾患や婦人科的問題
腰痛は内臓の問題(腎臓結石、婦人科系の病気など)が原因で発生することもあります。この場合、他の症状(排尿痛や発熱など)を伴うことがあります。
鍼灸施術で見込まれる効果
1.筋肉の緊張を緩める
鍼によって筋肉の緊張を緩和し、血流を促進します。これにより、腰の痛みが軽減され、柔軟性が回復します。
2.炎症の緩和
鍼が刺激することで、体内の自然治癒力が高まり、炎症を抑える効果が期待されます。特に急性腰痛において、腫れや炎症が原因となる痛みを軽減することができます。
3.気血の流れを整える
東洋医学では、腰痛は気や血の流れが滞ることで発生すると考えられています。鍼や灸で体のツボを刺激し、気血の流れを改善することで、腰痛の原因となる滞りを解消します。
当院の施術
当院の鍼灸施術
初めは、しっかりと問診をさせていただき動きの確認もいたします。その後、必要なアプローチを鍼灸により行わせていただきます。
アプローチ方法としては以下のような方法があります。
鍼治療
鍼をツボに刺すことで、気血の流れを整え、筋肉の緊張を緩和します。鍼は非常に細く、痛みはほとんど感じないことが多いです。
灸(温熱療法)
灸を用いてツボを温め、血行を促進し、筋肉の硬直をほぐします。温熱によって体が温まり、リラックス効果も得られます。
電気鍼
特に慢性腰痛に対して、鍼に微弱な電流を流す電気鍼が使用されることがあります。これにより、筋肉をさらに緩め、痛みを緩和する効果があります。
お困りの際は渋谷α鍼灸へ