筋肉の痛み
筋肉は使いすぎや外からの衝撃によって損傷します。使いすぎでは中の筋繊維が微細な断裂から肉離れで多い部分断裂があります。全部切れてしまうのを完全断裂といいます。
断裂まで行くと激痛で動かすことも出来ないほどになるため、あまり鍼灸院では見ることのない症状です。
鍼灸院で多く見られるのが微細な断裂やトリガーポイントのようなコリが多いです。
筋肉の治療法は数多くあります。トリガーポイント療法から筋膜リリース、マッスルエナジーテクニックなど本屋に行くとたくさん見かけます。
痛みの種類
わかりやすく書くと、筋肉が損傷して怪我をすると限局性の痛みが出ます。
これは、痛む部位が確実にここにあると分かる状態です。(小さいとわかりにくいです。)
運動後の筋肉痛は、筋膜の炎症や微細な断裂のため痛いけど、なんとなくこの辺りという感じ方になると思います。
トリガーポイントでは痛みを感じる神経が過敏になってしまうポイントのため限局性ですが、関連痛領域と離れた場所にも痛みを感じます。
このように筋肉が痛みを起こした時に、中がどのように損傷したかを判断するのが施術者の熟練度になってきます。
中が直接見れるわけではないので、経験から仮定して施術していきます。
より経験豊富で技術力が高ければ、治療効果が高く出ます。
鍼灸院に多いコリの治療
コリは筋肉が微細断裂を起こした後に出来た小さな塊です。トリガーポイントとも呼び、コリにある神経が過敏になって痛みに敏感な状態になります。トリガーポイントが痛み出すと筋肉を硬くして血流を悪くします。部分で酸欠が起き発痛物質がまた出てくるため悪循環で痛みを強くして周囲を硬くしていきます。
この状態になると完全に休めなければ悪循環が取れないため慢性的に痛みや怠さを感じるようになってしまいます。
慢性的な痛みは自分自身の集中力の低下や倦怠感、やる気がでないといった全身症状に変わっていきます。
鍼の効果
鍼は簡単に血流増加と鎮痛効果があります。硬くなった筋肉に刺入すると徐々に血流が良くなり筋肉が回復していきます。
筋肉の状態によって鍼を回したり上下に動かしたりと刺激量を変えて治療効果を高めます。
トリガーポイントも有効です。トリガーポイントのように痛みの核を鍼で直接射抜くと高い効果が期待できます。
身体の奥にあるポイントでも鍼は直接届きます。受けた方々は奥に効いている感じがして気持ちいいとよくお声を頂いています。
敏感になった痛みの核が鍼によって沈静化するため、痛みが取れて血流増加で柔らかくなってきます。
マッサージと鍼の違い
相性が大きく関係します。施術している側が感じるのは、鍼との相性が良い方は他のどの治療法よりも効果的ですと言えます。
例として、花粉症のように凄く反応する人と全然反応しない人に分かれるように、鍼も凄く反応する人と全く反応しない人がいます。(これには東洋医学の考え方は入れていません。)
特に反応が良い方では、お薬よりもマッサージよりも鍼が一番効くと言って頂けます。実際に筋肉の反応を見てもかなり変わります。
マッサージの方が断然気持ちよく楽に受けられるため需要が高いのですが、相性の良い方の場合には絶対鍼をお勧めしたいです。
それほど相性の良い方では反応が違います。
鍼治療は痛みに気をつけています
初めての方でも受けやすく怖くないように一番細い鍼を使用します。少しでも痛み刺激が少なくなるようにしています。
これは痛みを感じて身体がギュッと筋肉を硬くしてしまっては治療効果が減るからです。
痛みを感じた場合には直ぐに教えてもらうようにしています。
なるべくリラックスした状態で施術を受けてもらうことが治療効果にも関係してきます。終始リラックスできると副交感神経が良く働き身体全体の血流も良くなります。
終わる頃に楽になったと感じて頂けると思います。
受ける方にとって最適な治療方法で行ないますので、解決しない筋肉の痛みがあれば渋谷α鍼灸整骨院へご連絡下さい。